ショッピング枠の現金化は家庭崩壊の引き金?
ショッピング枠の現金化は、基本的に何らかの商品を買うことで成立するので、クレジットカードの利用明細を見ただけでは、現金化のための利用かどうかは見抜けません。
これは家庭内でもクレジットカード会社に対しても同様で、こっそり現金化したい人にはありがたいことですね。
現金化業者も決して家族や会社にばれることは無いと説明していますが、上手く利用していれば本当にばれません。
但し、あまりに頻繁にクレジットカードを利用していたり、高額な商品を購入している場合には家族に怪しまれる場合があります。
その前にクレジットカード会社が怪しんで調査の電話をかけてくる事もあり、そうなると家族にもばれやすくなってしまいますね。
実際に起こった例
現金化していることが家族やクレジットカード会社にばれると、どんな事が起こるのか、私の知人の例を交えて説明していきます。
その人はパチンコ・パチスロの資金や遊興費として、ショッピング枠の現金化を利用していました。
いつかギャンブルに勝ったら、そのお金で返済をしようという甘い考えで現金化に飛びつきました。
よくある話ですが、ギャンブルで負け続け、現金化が常態化してしまっていたんですね。
支払いはリボルビング払いという分割払いにしていたので、月々の支払いは乗り越えているように見えていましたが、リボルビング払いというのは大半が利息の支払いで元金はほとんど減りません。
払っても元金は減らず、また現金化を繰り返せば借金は膨らんでいくのは想像できますよね。
結果的にその人は100万円あまりの負債を抱えてしまいました。
奥さんもカード利用明細を見て、借入額が大きい理由を問いただします。
正直にギャンブルでお金を失ったことやクレジットカードの現金化をして凌いでいた事を打ち明けることになりました。
その奥さんは自己破産を招きかねない夫に愛想を尽かし、結局離婚をしてしまいました。
よくある話ですが、実際に身近に起こるとかなり恐怖心を煽られますね。
これがギャンブルでなかったとしても家族の承諾なしに高額の負債を抱えてしまうと同じような事態になりかねません。
もし、ばれなかったとしても、そこに待っているのは自己破産や倒産といった更なる不幸だけです。
ばれなければいいという話ではないので注意してくださいね。
闇金に手を出した友人
別の知人はクレジットカードの現金化をしていたので、クレジットカード会社に返済するお金の工面ができなくなりました。
消費者金融からお金を借りようとしましたが、既にブラックリストに載ってしまっていて借りることができず、結局高利貸しのヤミ金から借りることになりました。
ただでさえお金に困っている人が高金利の借金をすれば、そのあとの返済がどれほど大変かは想像に難くないと思います。
現金化は簡単に現金を得られる手段ですが、返済計画や現金の使い方を間違えると大変な目に遭ってしまいます。
なので、軽い気持ちで手を出してはいけないですね。
クレジットカードの現金化は、業者にとっては利益を得られる商売ですが、利用者にとっては換金率が100%でない以上、確実に借金を作る行為になります。
どうしても困った時にだけ利用するなど、節度ある利用を心だけましょう。