クレジットカード現金化後の支払い方法はどうする?

この記事は約4分で読めます。

クレジットカード現金化による多重債務には要注意!

日々の生活費や商売の資金繰りに困って、最終手段としてショッピング枠の現金化をする方は少なくありませんね。

その結果、毎月のように現金化をしてお金の工面をして、それを借金で返済するといった自転車操業に陥る方も多いです。

 

負債が増えると複数のクレジットカードを現金化したり、あるいは消費者金融やヤミ金に手を出してしまうなど、多重債務を抱えてしまうケースもあります。

これでは雪だるま式に借金が増えてしまうので、こうしたデメリットもよく理解した上でショッピング枠の現金化をしてくださいね。

リボルビング払いの落とし穴

資金繰りが厳しく、すぐに全額返済をすることができない場合、月々の返済額が少なくて済むリボルビング払いにする人も多いですが、実はここにも落とし穴があります。

 

リボルビング払いとは、例えば10万円分をカードで決済したとして、それを一括で払うのが難しい場合、毎月1〜2万円などの少額返済にすることができるサービスです。

ご存知の方もいるかもしれませんが、リボルビング払いの年率は10数%と高利率なんですね。

 

さらに毎月の返済額の6割以上が利息になるので、いくら返済しても利息分の支払いにしかなりません。これでは返済額は一向に減りませんね。

 

もう少し具体的に例を出すと、90万円の商品を購入して80%の換金率で現金化したとします。

すると受け取り金額は72万円になりますが、返済する金額には別途消費税がかかるので、90万円に7万2千円の消費税が追加されます。約100万円を借り入れたのとほぼ同じということですね。

 

この金額をリボルビング払いで返済していくと、返済する金額にもよりますが、毎月1万円では単純に約100ヶ月(約8年)必要になります。

これに年10数%の利息がつくので、返済期間はもっと長くなって、実際に返済する金額も170万円以上に膨れ上がってしまいます。

 

これでは現金化した金額の倍以上を返済することになってしまいますね。

現金化以外でも普通に買い物をした金額をリボルビング払いにすると同じように返済額が膨れ上がるので十分注意してくださいね。

カードローンによる返済

リボルビングには大きな落とし穴がある事を説明してきましたが、他に良い返済方法があります。

 

最近、様々なメディアでカードローンの広告が流れています。中には聞いた事がある、見た事があるけどよくわからないという人もいるかもしれませんね。

カードローンとは基本的に担保も保証人も不要でお金が借りられる仕組みで、借入額は給料額に応じて決まります。

 

審査の時間が早く、借入の上限金額も100万円から200万円と高額になることも多いです。

基本的にクレジットカード会社のブラックリストに載っていなければ審査は通りますし、専用のカードが発行されるとコンビニのATMで引き出しができるので非常にお手軽ですね。

 

気になる利率ですが、リボルビング払いよりも安いことが多いです。借入限度額が少なくなると利率も高くなりますが、高くて15%ほどで低ければ10%以内に収まります。

 

もしもリボルビング払いにしてしまっている場合は、一度カードローンで借り入れをしてリボルビング払いを完済させてしまい、カードローンを月々返済していく方法がオススメです。

住宅ローンの借り換えに似たやり方ですね。

 

「その方法って問題ないの?」と心配される方もいるかもしれませんが、実際に銀行側がこのような謳い文句を利用しているので、心配は要りません。

必ずしも現金化サービスを利用しなくても良い

ここまでクレジットカードを現金化した後の支払い方法としてリボルビング払いとカードローンを紹介してきましたが、現金化をせずとも直接カードローンを利用した方が良いと感じた人もいるでしょう。

実際にはその通りなので、もし何かしらの理由で現金化が必要で、返済に困った場合にはカードローンを利用してみて下さいね。

 

ここまでに記載した情報は現金化サービスを利用される方が安心して、且つできるだけ損の無いように利用してもらうことを目的としています。

ただ、必ずしも現金化を利用しなければいけないわけではありません。

 

お金に困って現金化を利用する方は、意外と返済のことまで頭が回っていないことが多く、リボルビング払いのような返済を考えていると逆に借金を大きくしてしまいますよね。

 

できるだけ少ない利息で、早めに完済できるよう事前にしっかりと計画を立ててる事が大切です。

くれぐれも多重債務に陥ることが無いよう気を付けてくださいね。

タイトルとURLをコピーしました